バイオ医薬品開発のためのハイスループットプラットフォーム
IgG力価からエピトープビニングまで、Octet® RH16はラベルフリーの分子間相互作用解析をハイスループットプラットフォームで提供し、バイオ医薬品分子の迅速な特性評価と開発を促進します。
Octet® RH16システムの高い検出感度とスループット、384マイクロウェルプレートの互換性は、低分子ライブラリーのスクリーニングや大規模な交差競合結合マトリックスの解析にも最適です。Octet® RH16は、ウォーク・アウェイ時間を延長し、オペレーターの入力を減らすための追加の自動化にも対応しています。標的リガンドをバイオセンサーに固相化し、バイオセンサートレイに戻して次回の実験に再利用することも可能です。そのため、バイオセンサーの使用回数を増やすことが可能になり、貴重なリガンドを保存し、実験デザインの柔軟性を最大化します。
- 最大16サンプルを同時に解析
- 自動化によるワークフローの効率化 - マイクロプレートやバイオセンサーのトレイローディングを自動化し、ロボットにも対応します。
- GxPパッケージを利用可能 - 21 CFR Part 11ソフトウェア、IQOQPQキット、プロトコル、サービスを含む完全なパッケージが含まれており、規制コンプライアンスに対応可能です。
Discover the Octet® RH16 & RH96 Systems
Octet® RH16の利点
ワークフローやサンプル量に応じて、96ウェルまたは384ウェルプレートにアッセイサンプルを配置できます。
サンプルや試薬の大容量化に対応し、ウォークアウェイ時間を増やせます。
Octet® RH16システムは、マイクロプレート内のサンプルにバイオセンサーを浸すDip-and-Read技術を採用しており、流路系を必要としないため、システムの稼働率が向上し、運用コストを削減することができます。
アプリケーション
ELISAからの置き換え
ELISAは結果にばらつきがあり、人為的ミスの影響を受けやすく、結果が出るまでの時間が遅いことが知られています。ハイスループットのOctet®システムは、これらの制限を克服するように設計されています。ELISAアッセイをOctetアッセイに変換できます。
Epitope Binning
The epitope binning process identifies and arranges antibody candidates that bind similar epitope regions to an antigen into bins. Octet® epitope binning assays rely on testing the sequential binding ability of two antibodies to an antigen. Assay speed, throughput, exceptional reproducibility, and dedicated software tools make Octet® platforms ideal for analyzing large antibody libraries.
タンパク質汚染検査
タンパク質の混入は、バイオ医薬品の製造時に克服すべき大きなハードルとなっています。Octetプラットフォームの高速ハイスループットタンパク質解析は、抗CHO HCPおよび残留Protain Aキットを組み合わせることによって、バイオ医薬品開発者に高速で使いやすい汚染物質検査の技術を提供することができます。
新しい Octet® ARC バイオセンサーのご紹介
ウサギIgGタンパク質の特性解析のための信頼性と汎用性の高いソリューション
Octet® ARCバイオセンサーは、リード化合物の同定および最適化、細胞株開発、プロセス開発、品質管理など、幅広いハイスループット用途に対応する柔軟なプラットフォームを提供します。
測定原理 | バイオレイヤー干渉法(BLI) |
サンプル量 | 40~80 µL/ウェル (384 ウェル傾斜底部マイクロプレート) および 180〜220 、µL/ウェル (96 ウェルマイクロプレート)、非破壊測定後のサンプル回収可能 |
データ提出 | カイネティクス結合データ、方程式の近似、および近似の残差表示プロット、表形式のカイネティクスデータとデータチャート |
オートメーション | ロボット対応マイクロプレート・バイオセンサートレイの設置 |
円運動の攪拌流速 | 静的または 100〜1500 rpm |
解析温度 | 周囲温度 + 4~ 40℃、1℃刻み |
結合速度定数(ka) | 101〜107 M-1 s-1 |
解離速度定数(kd) | 10-6〜10-1 s-1 |
アフィニティ定数 (KD) | 1 mM〜10 pM |
ベースラインノイズ(RMS) | ≤ 4 pm (RMS) |
ベースラインドリフト | < 0.1 nm/hour |
定量範囲 | 8〜16 バイオセンサー: 0.05〜300 µg/mL 範囲(1000 rpm**)、0.5〜2000 µg/mL範囲 (400 rpm) でのhIgG定量 |
定量精度 | CV <10% |
重量 | 68.2 Kg |
寸法 | 高さ77 cm x 幅80 cm x 奥行き80 cm |
サンプルの種類 | タンパク質、抗体、ペプチド、血清含有培地(最大25%)、DMSO含有バッファー、ウイルス様粒子、未処理の細胞培養上清、粗細胞溶解物 |
サンプルプレート | 標準96ウェルおよび384ウェル、黒色、傾斜底部マイクロプレート |
検出分子量 | >150 Da (8〜16バイオセンサー) |