感染症および免疫腫瘍学における超高速フローサイトメトリー
時間は重要です。強力な中和抗体の産生を誘導するワクチン候補を同定する場合でも、命を救う可能性のあるがん治療薬を開発する倍でも、スピードが勝負です。生物学的に関連性が高く、ハイスループットで、再現性があり、費用対効果の高いワークフローで、少量のサンプルで、さまざまなアッセイを迅速に実行できるか否かが、成功の鍵を握っています。
感染症の分野では、ワクチンや治療薬の開発における、抗体機能、中和試験、エピトープマッピングに関連するアッセイが不可欠です。
がんにおいては、臨床候補化合物のスクリーニングや細胞応答の測定は、開発する低分子化合物やモノクローナル抗体の選択の基礎となり、T細胞の表現型、エフェクター機能、分泌サイトカインの解明は、先進的細胞治療の前提条件となります。
フローサイトメトリーは、抗体、細胞の表現型や反応の特性解析のために一般的に使用されています。しかし、従来のワークフローでは、スループット能力に限界があり、専門的な知識が必要でした。
このホワイトペーパーでは、iQue® 超高速フローサイトメトリー がゲームチェンジャーであることをご紹介します。比類なきスループット、汎用性、マルチプレックス機能により、強力な解析と合理的なワークフローを組み合わせて、感染症および免疫腫瘍学の研究を加速・促進します。
フローサイトメトリーによる感染症および腫瘍の先進的なアプリケーションには、以下のような特徴があります:
感染症:
- SARS-CoV-2
- エボラウイルス
- ジカウイルス
- HIVウイルス
免疫腫瘍学:
- モノクローナル抗体、多特異性抗体
- 抗体薬物複合体(ADC)
- 養子細胞ベースの治療法
- 遺伝子導入
- 低分子化合物の応用