モノクローナル抗体(mAb)を用いた治療法の発見と開発
より深い見識、より迅速な意思決定に
治療用抗体は、がん免疫療法として成功しただけでなく、COVID-19のような感染症に対する有望な治療オプションとして現在注目されています。すでにライセンスされているモノクローナル抗体の中には、COVID-19患者を効果的に治療できるかどうかを調べるために、臨床試験中または開発中のものもあります。
がんの診断・治療を実現するモノクローナル抗体探索と開発を開始するには、治療用抗体と抗体薬物複合体のどちらを開発していても、優れたターゲット反応性と最適化された機能を備えた分子を特定するために、候補分子絞り込みと特性評価を可能にするテクノロジーが必要です。ザルトリウスは、複雑な生物学的プロセスを、かつてないスピード、深さ、スケールで追跡することを可能にする抗体治療法開発のために、情報豊富なソリューションを提供しています。
バイオ医薬品の臨床開発を加速する、ザルトリウスのユニークで革新的なソリューションは、ワークフローを合理化し、生産性を向上させます。安心してバイオ医薬品の開発を加速させましょう。
細胞・タンパク質解析プラットフォーム
ザルトリウスの細胞解析プラットフォームは、複雑な生物学的プロセスを追跡するための情報豊富なデータを提供するために、免疫の表現型と機能を前例のないスピード、深さ、スケールで特性評価するためのユニークで大容量のソリューションを提供しています。ザルトリウスの革新的な技術が、表現型、活性、機能について、より深く、より関連性の高いデータを、より少ないサンプルで生成します。
複数のアッセイやタイムポイントを必要とする他のアプローチとは異なり、ザルトリウスの技術は、タイムポイントごとに、または複数のタイムポイントにわたって、同じコンテクストで、同じ条件で、より多くのデータを提供することで、変動性を低減します。ザルトリウスの包括的な解析および可視化機能を使用すれば、実用的な結果に迅速にアクセスすることが可能です。
Incucyte® ライブセル解析システム
インキュベータ内で、直接にリアルタイムのライブセルイメージングと解析することを可能にします。インキュベータから細胞を取り出すことなく、ターゲット細胞に対する抗体処理の運動学的効果を測定できます。
iQue® 超高速フローサイトメーター
細胞分析ワークフローで細胞の表現型と機能を迅速にプロファイリングするためのハイスループットなサスペンションセルおよびビーズ解析プラットフォームです。iQue3は細胞が貴重である場合や数が限定されている場合のスクリーニングに最適であり、少量のサンプルからハイコンテントなデータを生成する最速の方法です。
mAb精製用ミニプラットフォーム
ザルトリウスのmAb精製ミニプラットフォームは、最大1Lの細胞培養上清からの小規模なmAb精製に理想的です。
ミニプラットフォームには、mAb精製に必要なすべてのワークフロー(細胞の清澄化とろ過、アフィニティークロマトグラフィーによる抗体捕捉、精製ステップ、濃縮、無菌ろ過など)に対応した最大7つのステップが含まれています。
ザルトリウスの各アプリケーションステップは、ワークフローの次のステップの出力を最大化し、最大出力でシームレスなmAb精製プロセスをサポートします。
モノクローナル抗体の発見と開発プログラムの信頼性をいかに確保するか
- 多面的で情報量に富んだ結果
- より迅速な結果、高い生産性
- より意味のある、生物学的に関連性のある洞察
- 製品の質、純度、完全性に対するより大きな信頼性
mAb療法の研究開発とワークフロー
抗体分子の開発
mAb療法の発見と開発は、病状の根底にある生物学的過程と分子過程の包括的な理解と、候補抗体がこれらのプロセスをどのように妨害するかを解明することから始まります。
ザルトリウスの細胞解析プラットフォームとラボ用品は、多元的な結果を得るための強力なツールとして疾患の原因から候補分子の機能の解明まで、他にはないユニークな解決法を提供いたします。
懸濁液中の細胞と正常な形態のターゲットをスクリーニングし、抗原結合と交差反応性の両方を同時に取得して、より良い情報を取得します。
細胞株開発
抗体医薬品開発の成功は、実用化に向けた細胞株の開発と選定にかかっています。ザルトリウスは、外部委託が必要な場合の細胞株開発サービスと、社内向けの細胞株開発のソリューションを提供しております。
弊社の製品、サービス、テクノロジーは革新的なソリューションを提供し、タンパク質濃度からセルヘルスや生存率まで、クローンの多重パラメトリック評価を可能にし、最もパフォーマンスの高いクローンを迅速かつ効率的に特定してランク付けします。
クローンの多重パラメトリック評価(IgG力価、細胞あたりのIgG力価、細胞密度、細胞生存率)によってクローンのランク付けと選定がいかに劇的に変化するかを確認し、より短時間でより多くのクローンをスクリーニングし、より迅速に意思決定を行うことができます。